夕景



夕方、17時を過ぎて麦の散歩に出かけると、辺りはすぐに暗くなってくる。

朝も7時前に散歩に出かけると、夕方と同じくらい暗い。

これから更に暗くなる、というのと、これから明るくなる、という違いこそあれど。


暗い時間、近所の人が避けるコースがあるのだが、そこには鬱蒼とした林がある。

イノシシとか、キツネがいるらしい、という噂は聞いていたのだけど、ついに見てしまった。

麦が後ろを振り返るので、その先を見てみると、キツネがこっちを見つめている。

攻撃的な様子は無く、なんなら麦と遊ばないかな~?なんて思いながら近付いてみたのだが、スッと、その林の中へと消えて行った。

やはりそこに住んでいるのだな、と思うと嬉しくなった。

同じ地に、適度な距離を保って生きているのだ。


君はそこで、毎日どんなルーティーンを繰り返しているのかな?

自分はと言えば、最近Facebookを復活させ、半年ほど放置していたInstagramにも手を付けてみた。

Facebookには相変わらず、自分と同じか、それより上の世代の人が沢山いた。

Instagramの方は、ドキドキしながら写真をアップしてみたのだが、いいね!が10コも付かないので、もう既に心折れかかっている。

インスタの何がそんなに良いのか、ちょっと理解に苦しむ。

自分とは肌に合わないのだ。

決して、オジサンだから、では無い。たぶん。。


それから、本決まりではないが、移住を考えたりもしている。

色んな条件が整えば、、と思って一つ一つ整理していたのだけど、

思いのほか、それぞれが無理なく進んでいるのだ。


一通り社会の事も見え、自分の力量なども分かり、子供を育てたり、家を建てたり、ひとまず人生がカタチになった。

これからも周囲と同じように、とか考えると、そろそろ横道に逸れてみようかな?とか、自分の本来のあまのじゃくな性格が顔を覗かせたのだろう。


都会は嫌だ。田舎が良い。

インターネットがあって、世界に誇れる日本の配送技術があれば、少々田舎でも不自由なく生きられるに決まっている。

イノシシ、シカ、サル、タヌキ、クマ、みんな隣の住人みたいなものだ。


あとは子供の学校とか、そうは言っても仕事の事とか、

上手くまとまれば、えいや~、で移住なのだ。


人生は長いのか、短いのか?とか、たまに考えたりしていたけど、

今は、『とっても短い。しかも驚くほど短い。』と思っている。

だから、後悔しないように、やってみようと思うのだ。


あと何回、こんな素敵な夕景を眺められるだろうか。

すぐに忘れることだけど、日々、大切に生きたいとか思うのだ。