運動会


先日のこと、小学校の運動会。

といっても、このコロナの影響で、各学年30分のみで、

しかも保護者も、自分の子の時間のみ立ち見。

テントが張られていないこともあって、運動会というよりは、体育の時間みたいだ。


うちは運良く、次男坊→長男の順番で競技だったので、

1時間ほど立ち見という格好になった。


次男坊の親子競技があって、これに出場することになった。

当日まで何も知らず(事前に知らされていたにも関わらず)、次男坊の所へ合流。

ふむふむ、親子でロープの端を持って、このボールを転がすらしい。

あの向こうのコーンを一周して、バトンタッチ。

なに?余裕っしょ。

先頭らしいので、軽く後方を突き放して次に渡すとしよう。


ヨーイ、ドン!

あれ?ボールが前に進まない。

ボールの下を縄がくぐり抜ける。

他のチームは?あら、結構進んでる。

何度やっても上手くいかない。

ボールに近付けば近付くほど、うまくいかない。

あとから気付いたのだが、この競技は、ボールからなるべく離れるべきだったのだ。


そして大幅に遅れをとって、ビリで次にバトンタッチ!

こんなに暑い日なのに、若干冷ややかな空気を感じる。

軽い二日酔いも、どこかに飛んでいくようだ。


まぁ、最近の運動会は、勝ち負けは関係無いというではないか。

それこそ、参加したことに意義があったのだ。

次男坊はリレーでも、どうやら遅いグループに属するらしい。

帰って聞いてみると、『本気で走ってないし。』と言う。

競争する事に興味が無いのだそうだ。


長男との親子競技にも出たが、こちらは息もピッタリで、貢献できたはず。

連日練習してきた!と張り切っていた親子は、盛大に失敗していた。


なんか、懐かしいな、と思った。

昔はお昼は家族で弁当を食べ、お父さんだけのリレーとかもあったよな。

今は、そういう『余裕』が、社会から無くなってしまって、

みんな忙しそうにしているようだ。

一体、何にそれほど追われているのだろうか。


家では長男がYouTubeで、世界の幸せ度ランキング、というのを見ている。

上位は北欧ばかり。日本は昨年より後退して62位。

まぁ、ただの数字ではあるが、なんとなく理解できてしまう。


もう少し、ゆっくり生きたいものだな、と思う。

仕事は楽しいが、家族とこうやって運動会とか、たまには良いものだ。


後日、犬の散歩中、同じクラスのお母さんから、『出てたな!めっちゃ遅かったな!』と言われる。

そう、遅くて良いのだ。ゆっくりで良いのだ。

子どもたちも、自分も、マイペースで自分の人生を味わうのだ。

 

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